3月11日の星空から10年が過ぎようとしています。
「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の参加者は、
技術や経験の有無にかかわらず、震災にまつわるさまざまなことがらを記録してきました。
あのとき感じた確かなつながりを、かたちに残そうとするひと。
いままでの記録と向き合い、意味を探るひと。
あの日をきっかけに出会った、場所や人との関係を見つめなおすひと。
復旧・復興にとりのこされた、小さなこえを伝えつづけるひと。
こうした、参加者の記録に映し出された
変わりゆく地域の風景やそこに暮らす人びとの姿も、
各地の被害状況がみえづらくなってゆくにつれ、
さらに幾層もの表所があらわれていくように感じます。
彼・彼女らの記録を通してこれまでの記録を振りかえることで、
ご来場いただいたみなさまと一緒に、これからの道のりを考えることができればと思います。