リアリズム写真を確立した巨匠・土門拳の業績をたたえ、1981年に毎日新聞社が設立した、日本有数の権威ある賞です。その年に作品(写真集、展覧会など)を発表し、優れた成果をあげた写真家が対象となり、受賞作品は土門拳記念館にパーマネントコレクションされます。
今回の受賞者である大竹英洋氏は、北米大陸に広がる世界最大級の原生林「ノースウッズ」をおよそ20年間にわたり取材。太古から人と自然の物語が紡がれてきたその大地の、厳しさと美しさに満ちた姿を追い続けてきました。40回目の受賞作品展となる本展では、大型プリント作品を中心に、長年の旅の集大成をご覧いただけます。