唐津焼は、戦国時代末期に岸岳山麓(現北波多村)で作り始められ、文禄・慶長の役(壬辰,丁酉倭乱)の際に朝鮮半島から連行されてきた陶工たちの新しい技術により大きく発展し、現在でも、日本を代表する陶器として人々から親しまれています。
この展覧会は、平成10年度から始め、今回で6回目の開催となります。現在の唐津焼窯元の代表作品を展示することにより、唐津焼の伝統的な技法や現代の陶芸家により生み出された新たな技法を紹介するとともに、唐津焼の歴史を物語る資料を合わせて展示して、唐津焼の魅力を再認識してもらうことを目的としています。伝統を守り、また、その時代の二一ズに合わせて新しい技法に挑戦してきた唐津焼の陶芸家の作品には、見る者を癒してくれる温かさがあります。
御観覧の皆様には、唐津焼の魅力をごゆっくり御堪能ください。