- タイトル等
デミタスカップの愉しみ
- 会場
- 群馬県立近代美術館
- 会期
- 2021-04-17~2021-06-13
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、会期及び関連事業等の日程は変更する場合がございます。ご来館の前に当館HP等で最新の情報をご確認いただきますようお願い致します。
- 休催日
- 月曜日(ただし5月3日は開館)、5月6日(木)
- 開催時間
- 午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
- 観覧料
- 一般 900(720)円、大高生 450(360)円
*( )内は20名以上の団体割引料金。 *中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料。
- 主催者
- 群馬県立近代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
- 協賛・協力等
- 協賛:ライオン、DNP大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網
特別協力:リボンアンティークス、ロムドシン
監修:岡部昌幸(当館特別館長・帝京大学教授)
- 概要
本展では村上和美コレクションから精選したアンティーク・デミタスの逸品約380点を紹介いたします。
16世紀から17世紀にかけて東洋から西洋にもたらされた喫茶の習慣と上質な陶磁器は、その後のテーブルウェアの成立や、装飾芸術の発展に貢献しました。江戸初期の伊万里焼や柿右衛門など日本の磁器も優れた色絵の技術や異国的な文様が人気を博しています。そして東洋陶磁器に魅せられた王族や大貴族が東洋の磁器に匹敵する磁器生産の試みを後押ししていきました。
ヨーロッパのテーブルウェアの様式は、19世紀に確立しますが、そのなかで異色な存在として現れたのが、濃いコーヒーを飲むための小さなコーヒーカップ、デミタス(Demitasse)でした。中産階級が台頭したヨーロッパではコーヒー文化が浸透するとともにデミタスも広まっていったのです。
19世紀の半ば以降には、日本的なモチーフや構図を発展させたジャポニスム様式が異彩を放ち、欧州の名窯がその国ならではの特徴あるデザインを提示し、さらに世紀末にはジャポニスムの影響を受けたアール・ヌーヴォー様式が発展、そして1920年代からはアール・デコ様式のデミタスが登場します。日本でヨーロッパ向けに製造した個性的な作品も加わります。
生活の場面を彩り、時代の感性を映し出すデザインの変遷を味わいつつ、掌に載るサイズに大胆な、また繊細華麗な技巧を凝縮したアンティーク・デミタスの豊かな世界をお楽しみください。
- イベント情報
- 本展覧会にあわせ、関連するテーマで多彩なイベントを開催します。申し込み方法等詳しくは当館HP等をご確認いただくか、当館にお問い合わせ下さい。
*感染症対策を講じ、少人数で距離を保って開催します。
①記念講演会
「デミタスは世界をめぐる―その誕生、産業、技巧、収集、美」
講師:岡部昌幸(当館特別館長・本展監修者)
5月16日(日) 午後2時~3時30分 2F講堂 定員70名(要申し込み・参加無料)
②ワークショップ「大きなデミタスカップ(?)に描こう!」
本展に合わせて制作し、その成果を美術館のホールにてお披露目します。
定員10組(要申し込み・参加無料)
③学定員による作品解説会
4月24日(土)、5月19日(水) 各日とも午後2時~3時 2F講堂
定員70名(申し込み不要・要観覧料)
- ホームページ
- http://mmag.pref.gunma.jp/exhibition/next.htm