本展で紹介するアンティークドールは、
19世紀後半から20世紀初頭にかけ、フランスやドイツで
制作されたビスクドールと呼ばれる人形です。
やわらかな透明感のあるビスク(二度焼きした磁器)でつくられた顔、
手彩色ガラスの神秘的な瞳、
そして豪華なレースやシルクを使った手縫いの衣装。
アンティークドールの黄金時代を築いたジュモーや
アーモンド・マルセルをはじめとする名高い人形工房の精緻な技術は、
現代においても美術品として高く評価されています。
本展では画家として活躍された児玉幸雄氏が
生前に収集したコレクションからおよそ60点を紹介いたします。
ぜひこの機会に甘い夢へといざなう
アンティークドールの世界をお楽しみください。