たっぷりと墨をふくんだ筆が和紙の上を滑ってゆく。フィギュアスケートの選手が氷上を舞うように、優雅に曲線を描き、大胆にジャンプ(はね・はらい)する。太く、しなやかな文字で綴られた言葉や絵は、人々の共感を呼んだ。
2020年秋、世界遺産 日光東照宮『平成の大修理完成記念式典』での大作の揮毫・奉納では多くの賞賛を得る。2021年には日光東照宮『世界遺産70周年記念芸術祭』に推薦され、作品の出展へ抜擢される。今回のパラミタミュージアムでの2度目の個展では、日光東照宮の経験からインスピレーションを受け、描いた作品の数々を展示致します。