- タイトル等
第86回企画展
器にみるアンデス世界
―ペルー北部地域編―
古代アンデスの多様な文化から生まれたいろんな器たち
- 会場
- 天理大学附属 天理参考館
3階企画展示室1・2
- 会期
- 2021-04-14~2021-06-14
新型コロナウイルス感染症の感染予防、拡大防止のため、会期やイベント内容を変更する場合があります。最新の情報は当館ウェブサイトでご確認ください。
- 休催日
- 4月20日・27日・28日、5月6日・11日・18日、6月1日・8日
- 開催時間
- 9時30分~16時30分
(入館は16時まで)
- 観覧料
- 大人500円 団体400円(20名以上) 小中高生300円(学校単位の団体は無料・事前申込が必要)
※障がい者とその介護者1名は無料となります。受付カウンターに障がい者手帳等をご提示ください。
- 主催者
- 天理大学附属天理参考館
- 協賛・協力等
- 後援:天理市・天理市教育委員会・古代アメリカ学会・歴史街道推進協議会
特別協力:国立民族学博物館 「令和2年度国立民族学博物館公募型メディア展示」事業の支援による
- 概要
現在のペルー共和国を中心とする中央アンデス地帯では、紀元前3000年頃からインカ帝国がスペインに征服される16世紀まで、様々な古代文化が栄えては衰退しました。そして時代を経た今日では、これらの古代文化はペルーの観光資源の一つとして活用されています。
中央アンデス地帯に土器が登場するのは紀元前1800年頃と比較的遅かったにもかかわらず、各地で多種多様な土器がつくられました。そして19世紀後半以降、欧米諸国の博物館や美術館がそれらの考古学的価値を高く評価したことで贋作(がんさく)がつくられるようになり、1950年代にコレクターが造形美術として価値づけたことで贋作づくりはさらに盛んになりました。
本展は、ペルー北部地域を対象として古代アンデス造形美術の代表格である土器資料の真作と贋作を展示することで、当時の世界観に触れてもらい、それらが現代ペルー社会において古代とは異なる脈絡で再生産されている様子を紹介します。さらに国立民族学博物館の協力を得て、古代の土器製作技術を用いてつくられる民衆芸術作品を展示し、贋作とは異なる古代文化の再生産の在り方をご覧いただきたいと思います。
これらに加えて、「令和2年度国立民族学博物館公募型メディア展示」事業の支援により、タブレット端末およびヘッドマウントディスプレイで笛吹ボトルの内部構造を閲覧する体験型のメディアコンテンツを提供いたします。
インカ帝国のイメージが先行しがちな中央アンデス地帯ですが、本展を通じて多様な文化の存在と現代ペルー社会に生きる人々のたくましさを感じとっていただければ幸いです。
- イベント情報
- 関連イベント
記念講演会
アンデス文明の大神殿を掘る―黄金の発見と文化遺産の活用―
5月8日(土) 13:30~15:00 要事前申込
講師:關 雄二氏(国立民族学博物館 副館長)
会場:おやさとやかた南右第2棟4階 陽気ホール(天理参考館 西隣)
定員:100名
参加費:500円 ※領収証提示で本展の見学可(会期中1回のみ)
トーク・サンコーカン(講演会)&体験イベント 要入館券
X線CT画像から分かる古代アンデス土器の“贋作(がんさく)”づくり
引き続きVRゴーグル体験と笛吹きボトルのレプリカ吹鳴イベント
4月24日(土) 13:30~15:00 要事前申込
講師:荒田 恵(当館学芸員)
会場:天理参考館 2階ホール
定員:30名
アンデスとメキシコの古代文明を比べてみよう
5月21日(金) 13:30~14:15 要事前申込
講師:梅谷 昭範(当館学芸員)
会場:天理参考館 2階ホール
定員:30名
関連イベントお申込み方法 4月5日(月)受付開始
以下のいずれかの方法でお申込みください。
●FAX 0743-63-7721
●メール [email protected]
●ご来館のうえ直接お申込み
※講演会ごとに1組3名以内。定員になり次第締切。
[受付時間] 平日9:30~15:00
(この時間帯以外の申込みは受け付けません)
[記載内容]
①希望する講演会の日付「○月○日」 ②氏名・ふりがな ③住所 ④電話番号(FAXでお申込みの方はFAX番号も記入)
※②~④は申込者全員分をご記入ください。
- ホームページ
- https://www.sankokan.jp/news_and_information/ex_sp/sp086.html