展覧会のテーマは「舞台を観る目」。本展は、舞台という劇場空間への美術の関わりようを見せることに着目し、ベルリンを中心に活躍する現代美術作家19名の作品を展覧します。
20世紀のベルリンは、最も注目される歴史の舞台の一つでした。そしてまた、その政治的、社会的状況から、独特で、数多くのすぐれた文化的産物が生み出される土壌ともなり、美術はもちろんのころ、文学や演劇においても、ベルリンの地を無視しては語れない足跡を残してきました。
ベルリンはまた、世界に誇る劇場都市であり、美術と演劇が活発に交流する場でもありました。
展覧会を通じて、その一端を感じていただけることでしょう。
本展は、ベルリンからの発信で、世界の劇場都市や演劇祭を巡り、アジアでは徳島の地に初めてやってきます。ヨーロッパの劇場文化を知るとともに、徳島の開放的な舞台空間を照らし合わせて考えてみるのも一興です。