“META”は、「無秩序の、世代を超えた、独自の、変容する」という意味を示します。日本画を踏襲したアーティストたちが、META的な思考と表現をもって日本画の枠組みを超えた新しい芸術理念を探求しながらも、その伝統に敬意を表した作品の展示を目的としたグループです。
META展は、団体展などの組織的な仕組みから変容を求めたメンバーによって創設され、日本橋、丸善で1998年に開始しました。2005年に神奈川県民ホールギャラリーへと会場を移すと、空間の物理的な制限が少なくなり、競い合うように巨大な平面を展示するなど、実験的な制作の発表の場へと転換してきました。
昨年より続くコロナ禍での厳しい状況において様々な社会的制約を強いられる中、METAはより自由な作品発表の展開を求めています。
本展では、新規に参加する財田翔吾、多田さやか、土井沙織、中根航輔とともに11名のアーティストによる空間への新たな挑戦をご覧いただけるでしょう。