- タイトル等
重要文化財指定記念特別展
鈴木其一・夏秋渓流図屏風
- 会場
- 根津美術館
- 会期
- 2021-11-03~2021-12-19
日時指定予約制
ご来館前に当館ホームページより日時指定入館券をご購入ください。
https://www.nezu-muse.or.jp
お問い合わせ 電話03-3400-2536
- 休催日
- 毎週月曜日
- 開催時間
- 午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
- 観覧料
- オンライン日時指定予約 一般1500円 学生1200円
※障害者手帳提示者及び同伴者1名は200円引き。中学生以下は無料。
※オンライン日時指定予約の定員に空きがある場合のみ、当日券(一般1600円)を美術館受付で販売いたします。
[日時指定予約のお願い]
ご来館前に当館ホームページより日時指定入館券をご購入ください。(クレジットカード決済のみ)
10月29日(金)より当館ホームページで受付を開始します。
新型コロナウイルス感染拡大防止策の一つとして、すべてのお客様を対象とするオンラインによる日時指定予約制を導入いたしております。
・根津倶楽部会員や招待はがき等をお持ちで入館無料の方も予約が必要です。
・オンライン日時指定予約の定員に空きがある場合のみ、当日券(一般 1600円)を美術館受付で販売いたします。
・ご予約は4名までとさせていただきます。団体でのご来館は当分の間ご遠慮ください。
- 概要
鈴木其一(1796~1858)の筆になる「夏秋渓流図屏風」は、岩場を削る水流のある檜の林を確かな現実感をもって描いた画面に、異様な感覚を抱かせる描写が充満する作品です。鮮やかな青に粘り気のある金の細線が走る渓流、今にも溶け落ちそうな緑の土坡、鋭角的に縁どられた金色の地面、檜の幹や岩に付着する無数の苔、大きすぎる百合、単純化された熊笹、右隻右から三扇目の檜に真横向きにとまる蝉・・・・。
其一は、江戸の地で、一世紀前の京都で活躍した尾形光琳(1658~1716)を顕彰し、「江戸琳派」の祖となった酒井抱一(1761~1828)の高弟ですが、徹底した写実表現やシャープな造形感覚、ときに幻想的なイメージを加え、個性を発揮しました。そんな其一の画業の中心にあるのが、最大の異色作にして代表作でもある「夏秋渓流図屏風」です。2020年に重要文化財に指定されました。
本展では、抱一の影響や光琳学習はもとより、円山応挙や谷文晁、古い時代の狩野派など琳派以外の画風の摂取、そしてそれらを、自然の実感も踏まえつつ統合する其一の制作態度を検証して、本作品誕生の秘密を探ります。