伊豆半島の西海岸に面した西伊豆町は、特殊な地層や独特な形状の岩が点在し、豊かな自然に恵まれた夕陽の美しい町です。かつてはガラス原料「珪石」が採掘されるなど、国内でも稀少な鉱床を有していました。そんなガラスの生まれ故郷とも言える西伊豆町に、移り住むことを選んだガラス作家たちがいます。
このたび当館では、これら西伊豆町在住のガラス作家たちによる展覧会を、およそ3年ぶりに開催いたします。本展では、彼らが手掛けた様々なガラス造形作品の新作が主に展示されます。加えて、新型コロナ感染症が世界的に猛威を振るう中、それを受けて、彼らが感じたこと、考えたこと、共有したいことなどを表現した作品も発表されます。是非、この機会に個性豊かな造形をお楽しみ頂ければ幸いです。