今なお新型コロナウイルスが猛威をふるい、美術業界においても多くの展覧会やアートフェアなどの祭典が延期、中止、内容の変更といった影響を受けています。ギャラリーなどでの展示も例外ではなく、そのため発表機会とともに販売の機会を失った美術家も少なくありません。
本企画はそうした地域の美術家に対するコロナ禍での支援、ならびに地域のアートマーケットの活性化を目的とし、札幌を中心としたギャラリーが取り扱う北海道の美術家の作品を展示販売するものです。美術家にとっての発表と作品を販売する機会の一助にとどまらず、延いては一般市民や美術愛好家、また美術関係者などにも広く今日の北海道美術を俯瞰することのできる好機とも言えるでしょう。