今回、秋の小企画展として「没後50年 海老原喜之助展」を開催致します。
日本の近代洋画壇において、大きな功績を残した画家のひとりである海老原喜之助(1904~1970)。
19歳でパリに渡ると、エビハラブルーと呼ばれる鮮やかな青い色彩の画風で、パリ画壇にて称賛を浴び、帰国後は独立展を中心に活躍をしました。
パリで客死してから50年を迎える今年、節目の年として地元鹿児島の私設美術館である児玉美術館、三宅美術館と連携して初めて開く、リレー式展覧会です。
3館目となる長島美術館では、油彩、水彩、デッサン、リトグラフの作品を展示し、3館がそれぞれ所蔵している「蝶」の作品も展示致します。
生涯描き続けた海老原の独特な色彩と力強いタッチをお楽しみ下さい。