2018年に塔内修復を終え、半世紀ぶりによみがえった太陽の塔。これを契機に、いま岡本芸術の数々に大きな注目が集まっています。本展は、再生を果たした太陽の塔を中核に据えながら、岡本太郎と岡本芸術の本質を考えようとする展覧会です。構想段階から完成まで、さらには再生事業までをも網羅して太陽の塔の半世紀を一望するとともに、太陽の塔誕生の舞台となった1970年大阪万博「テーマ館」を概観し、太陽の塔の全体像を浮かび上がらせます。くわえて太陽の塔の誕生にいたる道のりを振り返り、「岡本太郎はいかにして太陽の塔に到達したのか」「太陽の塔に何を込めようとしたのか」を考えていきます。