- タイトル等
武者絵の正統にして斬新。
キメッキメ芳年怒涛の260点。
- 会場
- 豊橋市美術博物館
- 会期
- 2020-04-18~2020-05-31
- 休催日
- 月曜日(5月4日(祝)は開館)
- 開催時間
- 午前9時~午後5時
(入場は午後4時30分まで)
- 観覧料
- ◎一般・大学生800(600)円◎小・中・高生400(300)円
*( )内は前売または20名以上の団体料金。
*チケット発売所(前売券は4月17日まで)。[前売・当日券]チケットぴあ、セブンイレブン(Pコード共通685-218)、セブンチケット、CNプレイガイド(ファミリーマート)、豊橋市美術博物館。[前売券のみ]豊橋市二川宿本陣資料館、豊橋市役所じょうほうひろば。
*身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳のいずれかをお持ちの方と介助者は無料。
*「ほの国こどもパスポート」(東三河地域在住または在学者対象)をお持ちの小・中学生は無料。
*豊橋市在住の70歳以上の方は割引料金(400円)。
*「国際博物館の日」記念として5月16日(土)・17日(日)は当日料金100円引き(他の割引との併用不可)。
- 主催者
- 豊橋市美術博物館
- 協賛・協力等
- 企画協力◎(株)アートワン
- 概要
芳年の浮世絵に登場する人物はよく飛び、またよくポーズを決めます。身体の躍動と緊張感みなぎる、アクション映画の途中で静止ボタンを押したかのような画面を前にしたとき、思わず「かっこいい」とつぶやかずにはいられないでしょう。そこに、翻る衣装やスピード感を表す線、練られた構図などの要素が相まって、現在の劇画や漫画とも比較されるような作風が展開されました。
『最後の浮世絵師』とも称される月岡芳年は、12歳で武者絵の名手歌川国芳に入門、最初は武者絵を中心に美人画・戯画など師の作風に倣った作品を発表します。明治維新期、戊辰戦争への取材を通して、武者絵はリアルな戦闘画へと変化していきます。この頃の「血みどろ絵」「無残絵」の芳年というイメージが後世まで強く持たれてきましたが、大蘇芳年と名乗りだした頃からは、新聞挿絵や西南戦争に取材した作品、歴史画・風俗画の大ヒットにより、人気浮世絵師への階段を一気に駆け上がることになります。晩年のおよそ10年間は、武者絵や物語絵の可能性にこだわった、「激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」と呼ぶにふさわしい名作を世に送り出しました。
本展では、芳年のコレクションとして質・量ともに世界屈指といえる西井正氣氏の所蔵品の中から260点に及ぶ作品を厳選し、芳年の画業の全貌を紹介します。
- イベント情報
- ◎記念ギャラリートーク
西井正氣(日本画家・本展コレクター)
4月18日(土)午前11時~ 当館展示室(観覧料が必要です)
◎記念講演会「芳年 魅力のからくり」
神谷 浩(徳川美術館副館長兼学芸部長)
4月25日(土)午後2時~ 当館講義室(先着80名)
◎記念落語会
微笑亭さん太(豊橋天狗連)
5月9日(土)午後2時~ 当館講義室(先着60名)
◎ギャラリートーク「国際博物館の日」
当館学芸員
5月16日(土)、5月17日(日)午後2時~ 当館展示室(観覧料が必要です)
◎関連コレクション展
3月31日(火)~5月31日(日) 当館2階第2常設展示室
「芳年と、同年代の浮世絵師たち」
*新型コロナウイルス感染症対策のため、関連イベントは中止となる場合があります。
最新の情報は、当館ホームページでご確認ください。