京都服飾文化研究財団と京都国立近代美術館が協力し、ほぼ5年毎に開催してきたファッションの展覧会。今回は、いま世界のファッション界のみならず現代美術の世界からも注目を集めているオランダ人の気鋭のデザイナー・ユニット、ヴィクトール&ロルフ(「身体の夢展(1999)」に出品)をゲストキュレーターに迎え、京都服飾文化研究財団が所蔵する世界有数の服飾コレクションの中から約90点を選び、「色彩」をテーマに構成します。会場を、黒、白、青、赤と黄、多色、という5つのテーマカラーに分け、各テーマにヴィクトール&ロルフのヴィデオ・インスタレーションが組み合わされる会場構成は、美術館におけるファッションの展覧会の新しい試みとして、各方面から期待を集めています。