- タイトル等
【令和2年度 企画展】シリーズ
ミュージアムとの創造的対話 03
何が価値を創造するのか?
- 会場
- 鳥取県立博物館
第 1・第 2・第 3 特別展示室
[倉吉サテライト会場]
Aコレクション・ストレージ(倉吉市和田東町121-1 旧松本木工所)
株式会社丸十倉庫(倉吉市秋喜350-23 西倉吉工業団地内※土日のみ開場)
- 会期
- 2020-11-28~2020-12-27
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、本展の会期や内容に変更が生じる可能性があります。最新情報は、鳥取県立博物館websitelにてご確認ください。
- 休催日
- 12月14日[月]
- 開催時間
- 午前9時~午後5時
◎入館は閉館の30分前まで
- 観覧料
- 600円(前売・20名以上の団体・大学生・70歳以上 400円)
※倉吉サテライト会場は無料
※次の方々は無料です[高校生以下・学校教育活動での引率者・障がいのある方、難病患者の方、要介護者等およびその介護者]
- 主催者
- 「創造的対話展」実行委員会(鳥取県立博物館、山陰中央テレビジョン放送株式会社)
- 協賛・協力等
- 協賛=日本通運、株式会社モリックスジャパン、株式会社吉備総合電設、三和商事株式会社、鳥取県情報センター
協力=株式会社丸十、倉吉運送株式会社、KENJI TAKI GALLERY
- 概要
鳥取県立博物館は、昭和47年の開館以来今日まで、調査研究に基づく資料の収集や展覧会及び教育普及プログラムを通して、文化芸術を保存し、次世代へ継承していくための活動を行ってきました。これをさらに広げ、これからのミュージアムの可能性を開く試みとして、2017年にシリーズ展「ミュージアムとの創造的対話」を開始しました。本シリーズでは、ミュージアムを巡る問いを契機に、国内外の優れたアーティストによる実験的で多彩な表現を展示室の内外に展開させることで、思考を促し、人やモノ、場との対話を重ねながら、その現代的な意味を探ることを目的としています。
第3回目の今回は、ある個人コレクターのコレクションと、収蔵アーティストによる新旧作の展示を通じて、美術作品における「価値」とは何か、それはいつどのように作られるのかについて考察します。「アーティスト」たちは、自らのアイデアや知見を頼りに、様々な素材を用いて作品を制作し、新しい「価値」を提示する存在です。一方、「ミュージアム/美術館」は、作品を展示したり収蔵したりすることで、歴史的あるいは美学的な価値を認め、その作品の価値を定め、時には高める役割を果たします。「コレクター」もまた、作品に何らかの価値を見出し蒐集する点でミュージアムの姿と重なりますが、その動機や基準、目的は様々です。とりわけ同時代の作品をコレクションすることは、時代を先駆ける価値づけの行為とも言え、あるときは作品の理解者として、またあるときは作家の経済活動を支えるパトロンとして、大きな社会的役割を担ってきました。本展で紹介する「Aコレクション」は、1980年代から日本の現代アートを中心に収集が始まり、現在では数百点にのぼります。特徴的なのは、数十年にわたって特定の作家の活動を観察し続け、作品購入を通じた支援だけでなく、作家活動のアーカイヴやプロジェクトへの参画まで活動を広げていることです。
本展では、この秘蔵のコレクションを展示し、約30年にわたる収集活動の成果を公開することで、1980年代から2010年代にかけての日本の現代美術の歩みの一側面を紹介します。同時に、「コレクション」という集合体をめぐる現場をアーティストやコレクター、関係者そして鑑賞者とともに作品に寄り添いながら検証し、その可能性と課題について考える契機とします。
- イベント情報
- ■オープニング・アーティスト・トーク
11月28日(土)14:00-
鳥取県立博物館 特別展示室|定員なし|要観覧料
■トークイベント「文化芸術と価値創造」
12月5日(土)14:00-15:30
Aコレクション・ストレージ|定員 20名|聴講無料
◎ゲスト:池田修(NPO法人BankART1929代表)
PHスタジオ、BankART1929など、池田氏が手がけてきた文化芸術創造の実験的な取り組みや、原口典之をはじめとするアーティストとの協働プロジェクトについてお話しいただきます。
■レクチャー「作家亡き後に作品を再現するということ」
12月12日(土)14:00-15:30
鳥取県立博物館 講堂|定員70名|聴講無料
◎講師:尾﨑信一郎(鳥取県立博物館副館長)
場所の固有性を重視したインスタレーション作品の再設置についての事例その課題について解説します。
■特別講演会
「コレクションとアーカイブ―松澤宥、村岡三郎、原口典之を例に」
12月19日(土)14:00-15:30
鳥取県立博物館 講堂|聴講無料
◎講師:松本透(長野県信濃美術館館長)
現代美術作品のコレクションとアーカイヴの現状と課題について、本展出品作家の松澤宥、村岡三郎、原口典之の作品を例にお話いただきます。
■学芸員と巡るギャラリー・ツアー
12月26日(土)10:30-16:30
鳥取県立博物館・倉吉サテライト会場|定員なし|
要観覧料(倉吉サテライト会場のみご参加の方は無料)
本展担当学芸員が全ての会場を巡りながら、作品解説を行います。
[タイムスケジュール]
10:30-12:00 鳥取県立博物館
15:00-15:30 倉吉サテライト会場1:株式会社丸十 倉庫
16:00-16:30 倉吉サテライト会場2:Aコレクション・ストレージ
※各会場間は各自で移動してください。
※定員制プログラムは全て当日先着順。申込不要。
- ホームページ
- https://www.pref.tottori.lg.jp/cd03/