- タイトル等
静岡県立美術館
収蔵品展 2020
日本戦後美術の挑戦
- 会場
- 静岡県立美術館
- 会期
- 2021-01-26~2021-04-04
- 休催日
- 毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日休館。)
- 開催時間
- 10:00~17:30
(展示室の入室は17:00まで)
3月13日(土)、14日(日)は19:00まで開館(展示室への入室は18:30まで)
- 観覧料
- 当日券一般:300円/70歳以上・大学生以下:無料
団体券一般:200円/70歳以上・大学生以下:無料
※団体のお申込/20名以上の団体のお申込は、美術館総務課へお問合わせください。学生の団体を引率の場合、引率の先生は無料になる場合があります。詳しくは美術館まで。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は、企画展、収蔵品展とも無料でご覧いただけます。専用駐車場のほか、車椅子も完備しております。美術館総務課までお問合わせください。
- 概要
戦後、日本社会が復興する中、美術界もまた再興するとともに、美術を取り巻く状況に変化が起こりました。すなわち、近代美術館の開館や、無審査のアンデパンダン展、国際展の開催、画廊の勃興、新聞社主催の美術事業の開催などです。そうした状況下で、芸術家たちは表現を根本から問い直すような挑戦を続け、作品を発表してきました。本展では、1950年代から1960年代にかけて制作された作品群を中心に、美術表現における挑戦の数々をご紹介します。
出品作品は、いずれも絵画や版画などの従来からあるジャンルに含まれますが、かつてない新しい表現の数々です。抽象絵画が多いですが、一口に抽象と言っても様々です。清川泰次や前田守一による作品のような、線を主体に構築された画面もあれば、嶋本昭三による《1961-3》のような絵具のしたたる不定形の形態が現れた画面もあります。具象絵画では、伊藤隆史による《壁ノ鳥》は、モチーフの愛らしさもさることながら、硬質な質感を持つ表面が、作品に存在感を与えています。
素材に目を向けると、絵具で描く代わりに新聞紙や釘を貼りつけた吉仲太造の《現代美術》や、大理石粉を使った宮脇愛子による彫刻のような《作品12》、つやつやしたエナメル塗料で描いた田中敦子の巨大な絵画などもあります。既成の表現を乗り越える、芸術家たちの挑戦の結実である作品群をごらんください。
- イベント情報
- 学芸員によるミニレクチャー
2月28日(日)、3月13日(土)
各回14:00~ 30分程度
会場:当館講座室 定員:25名程度
先着順・申込不要・無料
※新型コロナウイルス感染症拡大状況により、変更や中止になる可能性があります。
- ホームページ
- http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/exhibition/detail/62