地域ゆかりの作家を紹介してきた茅野市美術館は、2020年で開館40周年を迎えます。本展では、茅野市出身の写真家・阿部祐己(1984-)、諏訪市出身の画家・源馬菜穂(1985-)、下諏訪町出身の彫刻家・林遼(1985-)、山梨県北杜市在住の画家・吉野剛広(1967-)の現代作家4人を特集します。
作家は表現行為によって、様々な事象と接点を持ちながらその心情を作品へと昇華します。そして、表現の中で生み出した情景は作品として鑑賞者と出会い、それぞれの新たな情景へとつながっていくのではないでしょうか。
「CONTACT」には<接する、触れ合う、つながる、交流する>といった、自己と他との関わりを表す意味があります。本展では、今を生きる作家たちによるこの地とのつながりや表現をみつめ、生み出される情景を探ります。