高岡市美術館では、「郷土にゆかりの深い作家や郷土美術・工芸に大きな影響を与えた作家の作品を系統的に収集・保存する」という収集方針のもと、昭和26(1951)年に開館した前身の美術館の収蔵品を引き継ぎ、平成6(1994)年の新築・移転後のコレクション形成につとめてきました。
これまでに寄贈された作品群は、かけがえのない「賜(たまもの)」であり、当館のコレクションの中核をなすものです。令和元(2019)年度には新たに22点の作品を収蔵しました。その多くは、作家との交流や支援をとおして形成された、個人によるコレクションです。本展では、これらの作品を中心に、絵画、彫刻、工芸約70点を展示、人と人とのつながりから広がる創造の豊かさをご鑑賞いただきます。