- タイトル等
明治の金メダリスト
大橋翠石
~虎を極めた孤高の画家~
一度見たら忘れられない
- 会場
- 岐阜県美術館
- 会期
- 2020-07-23~2020-09-13
展覧会・関連プログラムの最新情報は岐阜県美術館Webサイトをご覧ください。新型コロナウイルス感染症対策のため、日時・内容を変更する場合がございます。
- 休催日
- 月曜日(祝日の場合は翌平日)
- 開催時間
- 10時~18時
(入館は17時30分まで)
夜間開館日=8月21日(金)は20時まで開館(入館は19時30分まで)
- 観覧料
- 一般800(700)円、大学生600(500)円、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、離病に関する医療受給者証の交付を受けている方およびその付き添いの方(1名まで)は無料
- 主催者
- 岐阜県美術館、中日新聞社
- 協賛・協力等
- 企画協力=神戸新聞社
助成=公益財団法人田口福寿会
beyond2020
- 概要
日本画家・大橋翠石(おおはしすいせき)(1865~1945)は、日本美術史の中でも特別な存在です。明治33(1900)年のパリ万国博覧会で、日本人画家として唯一の金メダル(金牌)に輝き、4年後のセントルイス万国博覧会でも連続して金メダルを受賞した翠石は、当時、世界で最も高く評価された日本画家の一人でした。
大橋翠石は現在の大垣市に生まれ、上京して渡辺小華(しょうか)に師事して絵を学びました。しかし翌年、師や母を立て続けに亡くして帰郷、更に濃尾大震災で被災し、父と家を失います。数々の不幸を乗り越える力を虎の絵に求めた翠石は、研鑽を重ねて独自の画風を完成しました。その後翠石は療養のため神戸の須磨に隠棲し、動物たちを描きながらたった一人で自分の芸術を追求し続けました。
後半生を画壇と無縁で過ごした大橋翠石の芸術を今や知る人は少なくなりつつあります。ですが、彼は生前、横山大観や竹内栖鳳という東西の画壇の巨匠と同等の評価を受けていました。また、明治天皇、東郷平八郎、大隈重信など、錚々たる人々が翠石の絵を愛し、所蔵していました。
本展は2008年に愛知県田原市、岐阜県大垣市で開催された「大橋翠石―日本一の虎の画家」展以降12年ぶりの展覧会であり、各地から相次いで発見された名作によって翠石の画業を通覧できる、過去最大規模の回顧展として開催するものです。セントルイス万国博覧会で来場者を魅了し、「その絵を一生忘れることができない」とアメリカ人を感動させた明治の金メダリスト、大橋翠石。その全貌をご紹介します。
- 展示替え情報
- ●会期中、展示替えがございます。
- ホームページ
- https://kenbi.pref.gifu.lg.jp/events/suiseki/