新型コロナウイルスの流行をおさえるため、学校が休校になったせいで、今年の夏休みは短くなってしましました。休みでない夏も、美術館では展覧会をお楽しみいただけます。
10回目をむかえる「なつやすみの美術館」では田中秀介さんをゲストに、毎日の暮らしの中で目にする光景から生み出される作品を紹介します。
なにかおかしなできごとが起こっているように見える田中さんの作品ですが、描かれているのは普段から普通に目にしているものごとです。一体、田中さんは何を見ているのでしょう。そしてわたしたちは普段、何を見ているのでしょう。ものが見えているとは何を見ていることになるのでしょうか。ものの見方の距離感によって、もののとらえ方が変わってくるのではないかという田中さんの仮説にしたがって、美術館の所蔵作品とともに、日常を見ている視覚の中にわけいります。
10月には、田中さんの作品を御坊市のぎゃらりーなかがわで紹介する予定です。