- タイトル等
没後二〇〇年記念展
市河寛斎と富山藩校広徳館
―儒学者の日常を探る
- 会場
- 富山市郷土博物館
- 会期
- 2020-11-21~2021-01-31
【当館では新型コロナウイルス感染症対策を実施しています】
・充分な間隔を保ってご観覧いただくため、入場制限を行う場合があります。
・感染の拡大状況によっては、やむをえず会期を変更または休館することがあります。
- 休催日
- 12月16日(水)、12月28日(月)~1月4日(月)
- 開催時間
- 9:00~17:00
(入館は16:30まで)
- 観覧料
- 大人210円(170円) 高校生以下は無料
※( )内は20名以上の団体料金
※この料金で、常設展示もご覧いただけます。
- 概要
市河寛斎(いちかわかんさい)は、江戸時代後期の儒学者(じゅがくしゃ)であり漢詩人です。幕府儒官(じゅかん)林大学頭(はやしだいがくのかみ)家の学塾に学び、湯島聖堂(ゆしまのせいどう)の学頭(がくとう)(啓事役(けいじやく))まで勤めましたが、寛政(かんせい)の改革の余波で辞任します。その後、寛政三年(一七九一)、富山藩に招かれて藩校広徳館(こうとくかん)の祭酒(さいしゅ)(学長)に就任しました。以後、文化(ぶんか)八年(一八一一)に子の米庵(べいあん)に家督を譲るまで二十年余りの在職中、江戸と富山を往復しながら、広徳館の学風を徂徠学(そらいがく)派から朱子学(しゅしがく)派に改めたほか、学制の整備、教科書の出版など大きな足跡を残しています。
また、文学的才に恵まれた寛斎は、儒学者として以上に漢詩人として評価を受けています。江戸にいる頃から漢詩人のグループである江湖詩社(こうこししゃ)を結成し、その下からは大窪詩仏(おおくぼしぶつ)、柏木如亭(かしわぎじょてい)、菊池五山(きくちござん)らの詩人が巣立ちました。
本年は、寛斎が文政(ぶんせい)三年(一八二〇)七月に没してから二〇〇年となります。富山藩の儒学者として広徳館でなした業績を中心に、寛斎の富山における日常を紹介します。
- ホームページ
- https://www.city.toyama.toyama.jp/etc/muse/kikakuhaku/kikakuhaku.html