- タイトル等
ミュージアム コレクションⅡ その1
吹田文明と版画集『東京百景』
- 会場
- 世田谷美術館
2階展示室
- 会期
- 2020-08-29~2020-12-06
前期:8月29日(土)-10月11日(日)、後期:10月13日(火)-12月6日(日)
会期変更
- 休催日
- 月曜日(祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館)
※9月21日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館、9月23日(水)、11月24日(火)は休館
- 開催時間
- 午前10時~午後6時
(入場は午後5時30分まで)
- 観覧料
- 一般200(160)円、大高生150(120)円、65歳以上/中小生100(80)円
*( )内は20名以上の団体料金。 *障害者の方は100円。ただし、小・中・高・大学生の障害者は無料。介助者(当該障害者1名につき1名)は無料。 *小・中学生は土、日、祝・休日および夏休み期間は無料。 *2020年9月5日から同時開催のミュージアムコレクションⅡその2「再読!! 5つの物語―美術が語る夢と現実」展もご覧いただけます。2020年8月29日~9月4日は、本展のみとなります。
- 概要
江戸から明治、大正、昭和、平成、そして令和へと、時代の変遷とともに様々な表情を見せる東京の風景。この魅力的なテーマで、古くは歌川広重の「名所江戸百景」をはじめ、小林清親の「東京名所図」など、これまで数多くの版画がつくられてきました。
社団法人 日本版画協会(現・一般社団法人 日本版画協会)が刊行した版画集『東京百景』は、1989年から1999年にかけて、東京をテーマに、100名の作家が1点ずつ版画作品にし、1994年を除いて、毎年10名の作家が10景を制作した版画集です。
参加した作家は、現代を代表する版画家はもとより画家や彫刻家も含まれ、技法も、木版画や銅版画、リトグラフなど、バラエティーに富んでいます。
東京というテーマの解釈も、各作家の個性が反映されています。1991年に丸の内から新宿へと移った都庁舎と周辺の高層ビル群は、多くの作家が取り上げていますが、そこに表された景色はそれぞれ異なります。
百人百様の『東京百景』は、途絶えることなく変化していく東京という都市が見せる時代の空気、人々の暮らし、あるいは、その都市の風景に触発された作家個人の眼差しやメッセージなど、様々な読み取り方が楽しめるものです。
そして、この版画集の企画に関わり、当館へ同版画集をご寄贈くださったのが、版画家の吹田文明(1926-)です。吹田文明は、1967年に第9回サンパウロ・ビエンナーレで版画部門最優秀賞を受賞し、日本版画協会の理事長を務めるなど、長きにわたり日本の版画界を牽引してきた世田谷区在住の作家です。本展では、版画集『東京百景』と併せて吹田文明の近作もご紹介します。
また、コーナー展示として、戦争によって焼け野原となった東京の復興を願って1945年12月に刊行された、版画集『東京回顧圖會』に収められた恩地幸四郎や、前川千帆などの版画作品もご紹介します。
- 展示替え情報
- ※会期中一部展示替えを行います。
前期:8月29日(土)-10月11日(日)、後期:10月13日(火)-12月6日(日)
- ホームページ
- https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/collection/detail.php?id=col00107
- 展覧会問合せ先
- ハローダイヤル 050-5541-8600