~コロナの日々を過ごして~
コロナ禍のため1日だけの公開で終わった「静かな部屋」ですが、今回は前回の展示をベースにコロナ禍を経た表現者の心象を反映したヴァージョンです。
我々の日常はコロナ禍で一変しましたが、このよう厄災を経て人間は変わるのか? それとも変わらないのか?
変わるようで変わらない、変わらないようで変わる・・・それが人間のように思えます。
コロナの日々を過ごした今でしか表現できない微妙な心象を表現できたら幸いです。
なお、この時期に骸骨を展示することに多少の躊躇もありましたが、私にとって骸骨は常に主張している通り死の象徴ではなく、肉体の死後も最後まで残り、DNAなどその人の情報を伝える存在にとって重要な存在であり、私にとっては死後も作品を加筆し続けたいという執念、つまり「生」の象徴です。(八木淳一)