日本画壇を代表する画家、平山郁夫(1930~2009年)は2020年が生誕90年に当たります。仏教伝来とシルクロードを生涯のテーマとして描き続けた平山は、世界各地の文化財を国や民族、宗教を超えた国際的な協力のもとで保護できないかと模索し、平和貢献活動を画業とともにライフワークとして実現していきました。
本展覧会は平山が世界文化遺産を視察や調査で訪れた際に描いた膨大な作品の中から、佐川美術館コレクションより「アンコール遺跡」「南京城壁」「比叡山延暦寺」「世界遺産を巡る」の4シリーズ、75点(素描を含む)を展示します。