中東イスラエル(/バレスチナ)のエルサレム旧市街は、かつてキリスト教徒にとっては世界の中心であり、ユダヤ教徒にとっては神が下りてくる唯一のよりしろ「エルサレム神殿」があった場所であり、ムスリムにとっては預言者ムハンマドがお告げを聞くために、ここから昇天したとされる、天とつながる場所でありました。エルサレムは、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教それぞれにとっての重要な「聖地」なのです。伊勢神宮や出雲大社など、日本各地の「聖地」をテーマとしてきた写真家・中野晴生が、三大宗教の「祈りの聖地」であるエルサレムなどで撮影した写真作品を展観します。