この度、当館コレクションより、1960年に逝去し、今年没後60年を迎える瑛九と、郷土ゆかりの作家(山口長男、藤島武二、和田英作、東郷青児)の作品を展示します。
瑛九は日本前衛美術の先駆者と言われ、絵画をはじめ写真、評論、俳句、水墨画、版画など幅広い分野で活躍し、晩年には独自の点描による抽象表現にたどり着きました。
また、父親が鹿児島県川内市出身である山口長男は、抽象絵画の先駆者と言われています。世間の評価や時流に左右されることなく、色や形の単純化によって、ものの本質を確実にとらえ表現し、独自の世界を築き上げて国内外で活躍しました。
本展では瑛九と山口長男を中心に、山口と縁がある藤島武二、和田英作、東郷青児、の作品をご紹介致します。同じ時代を生きた5人の作家の作品をお楽しみ下さい。