- タイトル等
開館60周年記念名品展Ⅰ
モネからはじまる住友(すみとも)洋画物語
それはモネから始まった―明治から昭和にいたる住友親子三人の洋画コレクション
- 会場
- 公益財団法人 泉屋博古館
- 会期
- 2020-03-14~2020-07-12
*4月9日(木)~ 臨時休館 ※6月2日(火)~再開
- 休催日
- 月曜日(5月4日は開館)、4月24日(金)、5月7日(木)
- 開催時間
- 10時~17時
(入館は16時30分まで)
- 観覧料
- 一般800円、高大生600円、中学生以下無料
※上記料金で青銅器館もご覧いただけます
※20名以上は団体割引20%、障害者手帳ご呈示の方は無料
- 主催者
- 公益財団法人 泉屋博古館、日本経済新聞社、京都新聞
- 協賛・協力等
- 後援 京都市、京都市教育委員会、京博連、公益社団法人 京都市観光協会
- 概要
住友グループの礎を築いた住友家第15代当主・住友吉左衛門友純(号:春翠、1864~1926)は、実業のかたわら芸術文化にも力をそそぎ、西洋絵画を積極的に収集しました。そのコレクションの始まりは、明治30年(1897)の欧米視察の際、パリで購入した印象派の画家モネの油彩画でした。今から約120年前に将来された2つのモネ作品は、日本に最初期にもたらされたモネの真筆として記念碑的な位置を占めています。
春翠は、のちに関西美術院を開設することになる浅井忠やその後継者となる鹿子木孟郎ら、あるいはまた東京美術学校教授だった黒田清輝を積極的に支援し、彼らを起点に、明治末から大正期にパリに留学し、帰朝後に日本の「洋画」を切り拓いた青年画家たちの作品が、住友家に集められたのです。
春翠の子弟たちもまた、その生涯にわたり自らの感性に沿った絵画コレクションを形成しました。その内のひとり、住友寛一(1896~1956)は、大正洋画壇の異才・岸田劉生と親しく交わり、その画業の上でも重要となる作品を蒐集しつつ、劉生の影響で集めはじめた中国絵画を通じ、互いに東洋美への理解を深化させました。
また、住友家第16代当主となった友成(1909~93)は、アララギ派の歌人として知られる一方、春翠コレクションの後継となる20世紀洋画の収集に力を注ぎ、ピカソやルオーなど小品ながら魅力ある絵画を居室に飾り楽しみました。
本展は、モネから始まった住友洋画コレクションの軌跡を、親子3人の嗜好や収集のエピソードを交えて紹介するものです。
- イベント情報
- 新型コロナウィルス感染症の感染予防・拡散防止のため予定しておりました関連の催しを全て中止いたします。
いずれも入館料だけでご参加いただけます
*イベントはいずれも入館料だけでご参加いただけます
【記念講演会】
「住友洋画コレクションの特色」 山野 英嗣 氏(和歌山県立近代美術館 館長)
4月25日(土) 14時~ 当館講堂にて/定員100名 当日10時より整理券配布
【詳しすぎるギャラリー・トーク】 各日14時~ 展示室にて
① 4月11日(土)
「鍋井克之と国枝金三」 中谷 至宏 氏(京都市美術館 担当係長学芸員)
+
「モネの《モンソー公園》をめぐって」 野地 耕一郎(泉屋博古館分館長)
② 4月18日(土)
「浅井忠と京都の洋画界」 梶岡 秀一 氏(京都国立近代美術館 主任研究員)
+
「鹿子木孟郎の《ノルマンディーの浜》をめぐって」 高階 絵里加 氏(京都大学人文科学研究所 教授)
③ 4月26日(日)
「岸田劉生の《二人麗子像》を読む」 山田 諭 氏(京都市美術館 学芸員)
+
「斉藤豊作の《秋の色》を読む」 野地 耕一郎(泉屋博古館分館長)
【午後のゆるやかトーク】
14時~ 展示室にて
3月14日(土)
泉屋博古館分館長 野地耕一郎
■青銅器館 列品解説
14時より展示室にて
4月4日(土)/5月2日(土) 当館学芸員 山本 尭
- ホームページ
- https://www.sen-oku.or.jp/kyoto/program/