漫画家である父・岡本一平と、小説家であり歌人の母・岡本かの子を両親に持つ岡本太郎。一家と関わりの深かった小説家・川端康成は、この家族を“聖家族”と呼びました。
太郎自身も「父母に感謝することがあるとすれば、常に同等な友人のように扱ってくれたことだ」と語るように、この家族は夫婦、親子が一個の独立した人格として対等な関係で結ばれているような、当時においてはたぐい稀な家族形態でした。一方で全く異質な芸術家の共同生活には「想像もできない絶望的な矛盾」があったとも語られ、その中で起こるさまざまな葛藤の中で、太郎は成長していきます。
本展では、岡本太郎・一平・かの子の作品を紹介するとともに、彼らの日常生活を写す日用品や写真を展示し、芸術に生きた一家の足跡をたどります。
●写真撮影可能!
本展の会場内は、写真撮影が可能です。
※フラッシュの使用はご遠慮ください。
※三脚、自撮り棒の使用はご遠慮ください。
※会場内の動画撮影、作品1点のみの撮影はご遠慮ください。