横須賀美術館では、令和元年度第4期所蔵品展特集展示において、神奈川県横須賀市出身の作家・土屋仁応(つちや・よしまさ1977~)をご紹介します。
東京藝術大学および同大学大学院で伝統的な木彫の技術を学んだ土屋は、2000年代半ばから、無垢なまなざしの神秘的な動物像で注目を集め、いまや現代日本を代表する美術家として高い評価を得ています。
横須賀美術館では、2011年(平成23年)「集まれ!おもしろどうぶつ展」で初めて土屋作品を紹介し、また、作家が横須賀育ちであることから、開館5周年を記念した平成24年度第1期所蔵品展「特集:横須賀・三浦半島の作家たち」でもその作品を展示して、好評を得ました。7年ぶりとなる今回の展示では、麒麟、獅子、竜などの神獣を中心に、新作も加えて、その静かで豊かな造形世界をじっくりとご覧いただきます。