誰も知らない都市の断面
変貌を続ける世界都市「東京」。 2020 年オリンピックの舞台となるこの大都市を鋭い感性と巧みな空間把握で30年余にわたり撮影し続ける中野正貴。誰もいない東京の姿を写した『TOKYO NOBODY』、ビルや民家の窓から垣間見たシュールな『東京窓景』、川を漂い水上を浮遊する都市像を捉えた『TOKYO FLOAT』などを発表し話題となる。本展は“東京三部作”といわれる代表作を中心に、新作・未発表作で構成した集大成展。本展用に編成された「TOKYO TOWER」や8×10など大型カメラで撮られた4m超の巨大プリントなど作品約100点によって、巨大都市の変わりゆく表情を中野独自の視点でとらえた「東京」を展覧する。