多くの芸術家を輩出している旭川。絵画の団体として最初に活躍した「ヌタックカムシュッペ画会」が結成されたのが1918(大正7)年、今から約100年前です。1922(大正11)年には市制が施行され、旭川の美術は現在まで広く親しまれています。
本展は、当館の作品収集のテーマでもある「道北の美術」の中から絵画作品を展示し、旭川の美術の一端を、個性豊かな作家たちの作品で楽しむ展覧会です。具象も抽象も交え、多彩な作品約60点を生み出した画家たちは、虹の七色のようにそれぞれの色をもって制作しています。大正から昭和初期の黎明期の作品などを紹介する序章にはじまり、高橋北修、村山陽一、難波田龍起、佐藤進、山口健智、上野憲男、小野州一の7名を画家ごとのコーナーにして展示します。
また、今回は地域の美術館等のネットワーク「アートギャラリー北海道」に参加している富良野アートギャラリーと連携し、富良野ゆかりの画家小野州一の作品をお借りして紹介します。