常総地方は、首都圏の発展とともにますます急速に都市化が進んでいます。しかし、利根川流域、水郷、霞ヶ浦・北浦、筑波山およびその周辺地域には、まだ豊かな自然や田園の風景も見出されます。この展覧会では、田園と都市がせめぎあい、共存する常総の地にゆかりの深い美術家たちの作品をご覧いただきます。
出品作品は、茨城県近代美術館の所蔵品のうち油彩・水彩・版画から100点で構成し、身近な作家たちの優れた業績を、筑波山が見える地元の美術館において紹介するものです。
自然の風景に素直な喜びを見出している作家、急激な都市化に鋭敏に反応している作家、常総の地に生まれ外国で活躍している作家など実に多様です。