街は、ものがたりでできている。
街の中には、歴史に残るような「物語」だけではなく、一人ひとりや家族、友人と、また、地域の中での出来事など、さまざまな「物語」があります。それはとても個人的なものであったり、多くの人との思い出であったりします。街はそんな物語が折り重なって、存在しているといっても過言ではありません。本展では、さわひらき、蓮沼昌宏、坂口佳奈・二木詩織の3組4人の作家が、出来事、記憶、時間、空間、幻想、想像、憧憬など、「物語」を感じるいろいろな要素を「物語のものがたり」として捉え、作品を展開します。