有料入場の方には、『米欧回覧実記』挿絵銅版画のポストカードを1枚プレゼントいたします(図柄は選べません)。
岩倉使節団の報告書である『米欧回覧実記』(明治11年刊)には、欧米12か国の名所や建築、人々の風俗を描いた挿絵銅版画が多数収録されており、海外の情報に乏しかった当時の日本で関心の的となりました。
本展は、編著者・久米邦武が所蔵していた銅版画(試刷)と併せて、挿絵の内容に該当する箇所の本文を読んでいただく構成としています。現地での細やかな観察や歴史的背景から西欧の実情にせまる、久米の筆力にふれていただければ幸いです。