市川市では、ゆかりの文化人や芸術家を広く紹介するために「市川の文化人展」を開催しています。今回は、平成29年度日本藝術院賞を受賞した市川市出身の書家 土橋靖子氏をご紹介します。
土橋靖子氏は、1956年(昭和31)市川市に生まれ、幼少期より祖父日比野五鳳氏、日比野光鳳氏から書の手ほどきを受けます。1980年(昭和55)東京学芸大学教育学部専攻科(書道)を修了し、同年には日展に初入選。以来、日展、読売書法展、現代書道二十人展などで活躍を続けます。
2007年(平成19)には芸術選奨文部科学大臣新人賞授賞、2016年(平成28)には改組新第三回日展にて内閣総理大臣賞受賞。
今回、日本藝術院賞受賞を記念して、出身地市川にて初の個展を開催する運びとなりました。
土橋氏は、万葉集から近現代の詩歌などを題材としたかな書をはじめ、伸びやかな大字作品など清澄と気品を書の理念として、日々研鑽をされています。土橋氏の代表作から近年の作品、また新作までその創作活動を広くご紹介いたします。