タイトル等
特別展
毘沙門天
北方鎮護のカミ
すべてのことを聞きもらさぬ!
最強武神此処に集結!
会場
奈良国立博物館
会期
2020-02-04~2020-03-22
休催日
毎週月曜日、2月25日(火) ※ただし、2月24日(月・振休)は開館
開催時間
午前9時30分~午後5時
毎週金・土曜日は午後7時まで ※入館は閉館の30分前まで(同時期に開催の特別陳列「お水取り」および名品展は休館日と開館時間が異なります。詳しくは当館ホームページをご覧ください)
観覧料
※すべて税込
一般 1,500円(1,300円) 大高生 1,000円(800円) 中小生 500円(300円)
*( )内は前売・20名以上の団体料金
*前売券の販売は、2019年12月4日(水)から2020年2月3日(月)まで
*障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
*本展の観覧券で、同時開催の特別陳列「お水取り」および名品展(なら仏像館・青銅器館)もご覧になれます。

[販売場所] 当館観覧券売場、近鉄主要駅、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズ、PassMe!、dトラベル、日本旅行、ローソンチケット(Lコード:53141)、チケットぴあ(Pコード:992-587)、イープラスなど主要プレイガイド、セブン-イレブン他コンビニエンスストア
※チケット購入時に手数料がかかる場合もあります
主催者
奈良国立博物館、朝日新聞社、NHK奈良放送局、NHKプラネット近畿、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会
協賛・協力等
後援:奈良テレビ放送
協賛:ライブアートブックス
協力:日本香堂、仏教美術協会
2019年度日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業
beyond2020
概要
四天王(してんのう)(持国天(じこくてん)・増長天(ぞうちょうてん)・広目天(こうもくてん)・多聞天(たもんてん))は、須弥山(しゅみせん)世界の四方にいて、仏教世界や仏法を守るカミです。このうち北方を守護する多聞天は、「毘沙門天(びしゃもんてん)」の名で単独の像としても造像、信仰され、四天王のなかでも特別の存在でした。ただし日本においては、たんなる仏教世界の守護神であるにとどまらず、仏教修行者を守り、これに福を与えたり、念仏(ねんぶつ)の信者を保護したりする存在であるとも信じられました。このような福徳神的な性格は、後に七福神(しちふくじん)のなかの一尊である毘沙門天のイメージにつながってゆくものと思われます。
また、『法華経(ほけきょう)』のなかの「観世音菩薩普門品(ふもんぼん)」には、観音菩薩が衆生(しゅじょう)を救うために三十三の姿に変化(へんげ)することが説かれていますが、そのなかに毘沙門天への変化も記されるため、早くから観音信仰と毘沙門天信仰とは密接な関係がありました。なお経典には毘沙門天の子として善𧸐師童子(ぜんにしどうじ)が説かれますが、日本では古くより吉祥天(きちじょうてん)が毘沙門天の妻であると考えられたため、この三尊の組み合わせも見られます。さらには、中国・唐時代の西域(せいいき)に護国(ごこく)のカミとして出現した伝説を有し、足下に地天女(ちてんにょ)と二鬼の侍す姿に特徴のある兜跋毘沙門天像(とばつびしゃもんてんぞう)、あるいは密教における特殊な修法(すほう)を背景に登場する双身毘沙門天像(そうしんびしゃもんてんぞう)も見逃せません。
本展には、このような多彩な展開を遂げた日本の毘沙門天像のなかから、選りすぐりの優品の出陳がかないました。
これにくわえ、近年新発見された作品やそれらに関する新たな知見をまじえつつ、魅力にあふれた毘沙門天像の世界に皆さまを誘(いざな)いたいと思います。
イベント情報
公開講座 [聴講無料]
2月15日(土)「毘沙門天の源流を探る-インドからガンダーラ・西域へ-」
宮治昭氏(名古屋大学/龍谷大学 名誉教授)

2月29日(土)「唐宋時代の毘沙門天像-王朝の守護神-」
佐藤有希子氏(奈良女子大学 文学部 准教授)

3月14日(土)「日本における毘沙門天像の展開」
岩田茂樹(奈良国立博物館 上席研究員)

◎時間:午後1時30分~3時(午後1時開場) ◎会場:当館講堂 ◎定員:各回194名
※各日12時から講堂前にて入場整理券を配布します(先着順、お1人様につき1枚)。 入場整理券の受取の際には本展の観覧券もしくはその半券、奈良博プレミアムカード等をご提示ください。
※入場受付は講座開始30分で終了いたします。
■その他のイベントは、決まり次第ホームページでご案内します
展示替え情報
※一部の展示品は、会期中に展示替えがあります。
ホームページ
https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2020toku/bishamon/bishamon_index.html
展覧会問合せ先
ハローダイヤル 050-5542-8600
会場住所
〒630-8213
奈良県奈良市登大路町50
交通案内
◆電車・バスを利用する

近鉄奈良駅下車 登大路町を東へ徒歩約15分
JR奈良駅または近鉄奈良駅から市内循環バス外回り(2番)「氷室神社・国立博物館」バス停下車すぐ

関西国際空港からリムジンバス JR奈良駅行き「近鉄奈良駅」バス停下車 徒歩約15分
大阪国際空港からリムジンバス 奈良/天理行き「近鉄奈良駅」バス停下車 徒歩約15分


◆自動車を利用する

駐車場について
専用の駐車場はありません。周辺の駐車場をご利用下さい。
正倉院展期間中は大変混雑いたします。
登大路自動車駐車場 午前6時~午後10時
大仏前自動車駐車場 午前9時~午後5時 (団体バス予約優先)
高畑自動車駐車場 午前9時~午後5時

なお、歩行困難な方は当館係員にご相談ください。

名古屋方面から
西名阪自動車道・天理I.C.から国道169号線を北へ約15分。

大阪方面から
第二名阪道路・宝来I.C.から国道369号線を東へ県庁を越えて約1分。
西名阪自動車道・天理I.C.から国道169号線を北へ約15分。

京都方面から
京奈和自動車道・木津I.C.から国道24号線を南へ、国道369号線を東へ約1分。
ホームページ
https://www.narahaku.go.jp/
奈良県奈良市登大路町50
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