我が国の優れた仏教美術を見直し、そこから古典的な技法を掘り起こし仏師達の 心を学び取り現代人の心に訴えかける仏の姿を追求しよう、真似では無い作者自分自身の仏を造ろうと、故西村公朝先生(元美術院国宝修理所所長・元東京芸大大学院保存修復技術科教授)の御指導のもとに1971年に「ほとけの造形展」が始められ、今年で48回となりました。残念ながら先生は2003年に亡くなられ、その後テーマも、より一層幅広く精神的にも造形的にも飛躍していきたいと「祈りの造形展」も新たに開かれ今年で14回目となります。
現在では、春にとげぬき地蔵の高岩寺ギャラリーで「ほとけの造形展」を、秋に文房堂ギャラリーで「祈りの造形展」を開催する運びとなりました。皆様がたのご高覧・ご指導をお願い申し上げます。