本企画は市内在住の辻本勇氏の提供によるものです。同氏は富本憲吉記念館館長ならびに古美術のコレクターとしても有名な方です。
今回は、同氏のコレクションの中から、あかり(灯火器)の様々な作品を紹介します。電化により何の不自由もなく夜の生活をする私たちにとって、昔の
人々の夜の暮らしは想像すら出来ません。あかりが有難いものであったことを偲ばせる作品が数多く今日に伝わっています。しかし、今ではその使用方法も分 かりにくいものも多く、じっくりとあかりと人の暮らしを考えてみようと企画させていただきました。室内用の燭台や手燭灯台、行灯や戸外用の提灯など様々なコレクションによりあかりの変遷を紹介いたします。