千葉市美術館は平成7年11月に開館し、とりわけ江戸の美術に力を入れて作品を収集・展示する美術館として知られています。なかでも浮世絵は肉筆画、版画、版本などの作品を時代順に概観できるよう幅広く収集され、我が国でも有数のコレクションを形成しています。この度は千葉市美術館のご協力により、その浮世絵作品を、江戸初期の浮世絵創成期から天明・寛政時代の黄金期を経て明治時代の終焉に至るまで一挙に公開する運びとなりました。千葉市美術館の浮世絵コレクションがこれほどまとまった形で紹介されるのは、これが世界ではじめてとなります。名品の数々をご鑑賞いただければ幸いです。
9月28日(日)には千葉市美術館長の小林忠先生による記念講演会が開催されます。