「くらべる」をキーワードに、横山大観や上村松園らの近代日本絵画、ファン・ゴッホやルノワールなど近代洋画の魅力を幅広くご紹介する鑑賞入門第11弾。
画業の初期と晩年の作品をくらべることで、若き日の葛藤や画家が追い求めた美の境地が見えてくるでしょう。また、師と弟子が、同じ画題、同じ年代に取り組んだ作品を並べてみると、憧れの存在からライバルへとその関係を変えながらも、それぞれの画境を極めゆく画家の姿が垣間見えます。
この他、富士山や奥入瀬、瀬戸内など、同じ風景を描いた画家たちの作品を比較したり、ファン・ゴッホやルノワール、ブラマンクといった西洋の巨匠に影響を受けながら自己の表現を追求した日本人画家の作品を並べて展示。
くらべることで見えてくる新たな作品の魅力を、ぜひこの機会にご堪能ください。