いわきのアートシーンに新しい風を呼びこむ「ニューアートシーン・イン・いわき」シリーズ。今回は、菅野博子を取り上げます。菅野は、1963年いわき市生まれで、都留文科大学卒業後、福島県で小学校教諭を6年間務めます。その後、絵に本格的に取り組むため、多摩美術大学二部デザイン学科およびセツ・モードセミナーで学び、現在、デザイン、イラスト、絵本の絵など幅広く手掛けています。
受賞歴としては1997年に第一回ヨコハマコンペイラストレーション大賞受賞。発表歴としては1999年HBギャラリー(東京)で個展を開催し、同所では現在までに12回個展をしています。出版された絵本としては、『はなちゃんの はやあるき はやあるき』、『ゆきのひのおかいもの』、『たかのびょういんのでんちゃん』などあります。
デッサンや色彩感覚に優れ、対象を深く捉え、独特な味や詩情がある絵画世界が特徴的です。彼女の魅力的な作品は見る人を優しい気持ちにもしてくれることでしょう。