川越在住の彫刻家・田中 毅(たなか つよし)(1951- )は、ユーモアあふれる石彫を制作しています。
人々を自然と笑顔にさせるようなポップな表現で、動物や虫に想を得た、実在しない生き物の形に仕立てています。
田中は東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了後、各地の野外彫刻展やシンポジウムに出品し、1985年には神戸具象彫刻大賞展で大賞を受賞、1991年には第6回現代日本具象彫刻展で大賞を受賞しています。個展やグループ展に出品する傍ら、北海道から九州まで日本各地に数多くの作品を設置し、生活の中で愛される彫刻を作り続けています。
本展では全ての石彫に触れて鑑賞できます。木版やリトグラフの版画を交え、不思議な魅力を放つ作品を心ゆくまでお楽しみください。
「あれ?」と思わずにいられない作品群に出会えることでしょう。