まもなく平成から次の時代へ代替わりとなります。端午の節句は元々厄祓いから始まりましたが、江戸時代になると、代々家が存続していくために、男子の誕生を祝う行事へと変化しました。三代将軍家光に嫡男が誕生したときの祝いに由来すると言われています。
今回展示する京都製の五月人形は、「義経」です。“判官贔屓”からか、源平時代の鎧姿が最も美しいからか、人気のヒーローです。すっと伸びた兜の鍬形や、吹き返しのかたちが美しい「大鎧姿」と呼ばれる大将の戦場での正装をご覧ください。その他、神武天皇や神馬などの人形もお楽しみください。