佐賀県立美術館は開館以来、明治から昭和初期にかけて活躍した佐賀県出身の日本近代洋画の巨匠、岡田三郎助(おかだ・さぶろうすけ、1869~1939)の画業と人物を顕彰してきました。館内の常設展示室「OKADA-ROOM」では、岡田作品を中心に館収蔵の近代洋画の優品を紹介し、ご来館の皆様にご好評をいただいています。
今年、平成31年は岡田三郎助の生誕150年にあたり、2月26日からスタートしたOKADA-ROOMの展示では、下記により岡田の初期から晩年までの名品を紹介するとともに、彼の愛用品を展示しています。
至高の美をひたむきに追求する生き方から、「画人」と称された岡田三郎助。彼が残した作品は、今も私たちの心をとらえ、美への憧れをかき立ててくれます。OKADA-ROOMでは今後もより多様な角度から岡田三郎助とその芸術について紹介していきます。
なお3月16日(土曜日)からは「アトリエ移設1周年記念展 岡田三郎助の花物語―万花描く辻永とともに―」(~5月6日(月曜日・祝日)、佐賀県立美術館4号展示室)を開催いたします。本展と合わせて岡田三郎助の典雅な芸術世界をお楽しみください。