北前船がもたらした京文化を代表する雛人形や御所人形は、湊町で栄えた酒田が全国に誇る宝です。昭和二十三年からつづく本間美術館のひな祭りでは、鶴岡の実業家・斎藤昌二氏が蒐集された京雛や御所人形、衣装人形など(白巽文庫コレクション)を中心に、酒田の眼科医・佐藤清治氏寄贈の高さ約五十㎝の享保雛や、酒田三十六人衆の一人・白崎家に伝来した雛段飾りなど、庄内一帯の旧家からご寄贈いただいた貴重な古典人形をご紹介します。
本展は酒田雛街道と連携しており、酒田市内各所で様々な雛人形を楽しむことできます。(酒田雛街道 開催期間:三月一日~四月三日)