私たちのふるさと大分は、明治後期から大正期にかけて文展・帝展で活躍し、1921年の「日本南画院」創設に尽力した田近竹邨をはじめ、「大分県美術会」結成に向けて中心的役割を果たした松本古村、官展重視の画壇から距離を置き、独自の創作活動を展開した高倉観崖、大阪を拠点に活躍した幸松春浦、文化勲章受賞者の福田平八郎、髙山辰雄といった、数多くの優れた日本画家たちを輩出しています。
本展では、田近竹邨(1864~1922)から、約100年にわたる大分出身・ゆかりの日本画家たちの画業の足跡を大分市美術館・大分県立美術館・別府市美術館が所蔵する秀作の数々で紹介します。