1986年に第1回を開催し、昨年第6回を迎えた「国際陶磁器展美濃」のこれまでの入賞作品を一堂に会し、歴史を回顧するものです。このコンペティションは、「既成の概念にとらわれず、自由な発想で『セラミックス』の未来を切り拓く作品」をテーマとし、ICSID(国際インダストリアルデザイン団体協議会)の承認を受け、世界的に著名な審査員によって作品を現物審査する方法を採り、世界の陶磁器デザイナーや陶芸作家の国際的な登竜門となるコンペティションとして位置付けられています。今回の展覧会は、国際的な認知度も高まったこの公募展を振り返り、セラミックスの未来を切り拓く入賞作品の数々を展覧することによって、この展覧会の果たした役割を検証し、今後の新しい展開を予測しようとするものです。