著名な写真家であり、“切り紙”の世界で新たな境地を切り開いている今森光彦。彼は幼いころから“生きもの少年”として豊かな自然に親しみ、湖や川、田んぼや林で多くの時間を過ごしてきました。人と自然が見事に共生する「里山」をテーマに、ジャンルの垣根を自由に飛び越えて“人と自然の関係”を様々な角度から追い続けています。
本展覧会では、自然に寄り添いながら生活を続ける今森氏の暮らしの紹介と共に、精選された切り紙の最新作品および写真作品約200点を展観します。美しさと繊細さ、優しさと力強さをあわせ持つ作品群からは、自然と親しむことの根源的な喜びや安らぎを感じていただけることでしょう。
※「小谷眞三展」「成羽の植物化石」も併せてご覧いただけます。(児島虎次郎作品・エジプトコレクションはご覧いただけません。)